【吉澤ひとみ容疑者の行動は生物の本能だった?】ソマティック・マーカー仮説とは

元モーニング娘。の吉澤ひとみさんが飲酒運転、信号無視、ひき逃げの容疑で逮捕されました。

どの行為も違法であり、許される訳ではありません。

しかし、この行動は生物の本能であり、人間の弱さが露呈してしまった結果かもしれません。

神経科学的に彼女の行動はソマンティック・マーカー仮説というものにあてはまります。

今回はこの「ソマティック・マーカー仮説」について紹介したいと思います。

池田光穂先生によるとこのように解説されています。

ソマティック・マーカー仮説とは、神経学者アントニオ・ダマシオ(1994, 2005)が主張する説で、外部からある情報を得ることで呼び起こされる身体的感情(心臓がドキドキしたり、口が渇いたりする)が、前頭葉の腹内側部に影響を与えて「よい/わるい」というふるいをかけて、意思決定を効率的にするのではないかという仮説。この仮説にしたがうと、理性的判断には感情を排して取り組むべきだという従来の「常識」に反して、理性的判断に感情的要素はむしろ効率的に働くことになる。
引用元:http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/070763somaticmarker.html

また、西堤優先生によると

日常生活の中で、ひとびとはかならずしも合理的とは思えない行動をとる。しかも、それらの行動の中には,単なる情報の不足に帰因させることができない事例も多数含まれている。たとえば,移動手段の選択などがそうである.合理的なリスク計算の結果,都市の間を自動車で移動するよりも、飛行機を利用したほうが,はるかに生存率が高いことを示されても,飛行機より自動車による移動を選択してしまうひとのほうが圧倒的に多いのである(Damasio 1994, p.191-192)。このような合理的とは言い難い行動傾向を理解するためには,従来の経済学が前提している合理的行為者としての人間というモデル(von Neumann and Morgenstern 1944)では不十分であるように思われる。
引用元:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpssj/43/1/43_1_1_31/_pdf/-char/ja

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簡単な例をあげれば、
「親から虐待をうけた子供は、親になったときに子供を虐待してしまう」ということです。

吉澤ひとみさんは、彼女は交通事故で弟さんを亡くしてしまい交通事故に対して人一倍極度な恐怖心があったと考えられます。

通常であると交通事故で家族を失った人は交通事故をおこしたときには、その被害者の気持ちになり適切な行動をとると考えます。

吉澤さんも当然自分が傷ついたこともあることや常識的に事故の被害者を助けないといけないことはわかっていたはずです。

しかし、自分が事故を起こしてしまったときに、理性とは裏腹な行動をとってしまったということです。

朝の番組で小倉智昭さんが「自分が一番可愛いんだね」という発言をしたようですが、そんなに単純な話しではありません。

おそらく、事故を起こした瞬時の状況で自己制御ができない状況だったのでしょう。

多かれ少なかれ、人間は理性とは異なる行動をおこしてしまうことがあるのは誰しも経験があるのではないでしょうか。

ともあれ、飲酒運転、信号無視、ひき逃げ行為が人間の弱い部分であれ、許されることではありません。

このような行為が神経科学的に解釈することはできても、運転免許を所持する以上、人間の弱い部分を理性で制御し安全運転を心がけることが常識であることに疑いの余地はありません。